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天台宗における焼香の基本的な作法

2017年05月15日
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焼香は、お仏前に芳香を捧げることによって、深くうやまいつつしむ心を捧げるという意味があります。また、香りで邪気を祓い、心身を清めるといった意味もあります。しかしながら日常的に行うものではないため、いざその様な場面になると作法に戸惑ってしまう方は少なくありません。

また、宗派によってもその作法は異なります。そこでここでは、宗派の中でも天台宗に焦点をあててご案内いたします。まずは、左手に数珠を持ち、焼香台の方へ進みます。このとき、喪主や親族に軽く会釈すると良いでしょう。

台が導師より前に設置してある場合は、一度導師の横で立ち止まり導師に一礼をします。そして台の手前でいったん止まり、改めて2~3歩進みます。姿勢を正してお位牌、または遺影を見て軽く頭をあげ一礼し、合掌をします。

そのあと、右手の親指・人差し指・中指の3本を使って、軽く香をつまみ焼香します。これを3回繰り返します。天台宗の場合、押しいただかないでそのまま香炉にもっていくことがポイントとなります。最後にもう一度合掌をして礼拝をします。

2~3歩下がって退出し、初めと同様に喪主や親族に会釈をします。以上が基本的な流れとなりますが、弔問者・会葬者として参列する場合には、そのお葬式がどの宗派でも、自分のやり方や自分の宗派の作法ですることが現状となっています。


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